posted: 2020/08/08
update: 2020/08/08
2020年7月31日、OHBシステム社(本社ブレーメン:ドイツ)は、欧州宇宙機関(ESA)の人間の活動によって発生する二酸化炭素(CO2)をモニタリングするミッション「CO2M」の開発・実現を受注した。
CO2Mは欧州連合が進めるコペルニクス地球観測プログラムの一環をなし、センチネル7A、センチネル7Bの2つの衛星によって行われる。
OHBシステム社はプライムコントラクタとして4億4500万€の契約を受注し、産業側コンソシアムを取りまとめていく。産業側コンソシアムで最も大きなパートナはタレス・アレニア・スペース社(TAS)で、衛星ペイロードの開発を担当する。TASの契約額は2億5700万€。
打ち上げは2025年終盤の予定。
ソース:ESA、OHB(31/07/2020)、アエロデファンス・ニュース(07/08/2020)
文:浜田ポレ 志津子(フラスペ)
No:N20200808-01
運営者 PROFILE
フランスの大学院で仏欧宇宙産業政策を学び、その後現地で同分野の調査研究に従事。フラスペを立ち上げ「フランス・欧州宇宙分野」をメインに情報を発信。
宇宙業界のほか航空、科学・技術・イノヴェーションに関する政策・動向の調査研究なども手がける。また在仏日系企業や日本人家庭のヘルプ業務も受託。