日本語で読めるフランス・
ヨーロッパ宇宙分野情報サイト

CLOSE

ニュースNEWS & TOPICS

欧州GNSS:南米でウェブセミナー・キャンペーン開催

P20200815 Galileo.jpgガリレオ・インフォメーション・センター(GIC)と欧州委員会(EC)の防衛産業 ・宇宙総局(DG-DEFIS)はラテン・アメリカにおけるガリレオとエグノスで構成される欧州GNSSの導入とサービスの促進に取り組んでいる。

DG-DEFISは欧州委員会(EC)のフォン・デア・ライエン新委員長のもとに新設された総局である。これまで欧州連合・欧州委員会(EU/EC)が取り組むガリレオ衛星ナヴィゲーションシステムと地球観測のコペルニクス計画は域内市場・産業・起業・小規模企業総局(DG-GROW)が担当してきたが、DGの改変後はDG-DEFISが主管することになった。

ラテン・アメリカのGICは欧州企業、現地企業と協力し、その地方・地域の衛星ナヴィゲーションの取り組みをモニターし、潜在的な市場や関係機関・企業などを特定し、新たなアプリケーションを開発してユーザの利用を支えている。また欧州GNSSの理解のために現地の言語で情報を提供する役割も果たしている。

これら業務の一環として、今回はチリのGICからの発信でウェブセミナー・キャンペーンを行う。チリのGICは2020年夏にオープンした一番新しいセンターで、アルゼンチン、ボリビア、チリ、コロンビア、エクアドルの欧州GNSSのユーザに向けてサービスを提供している。

他には、ポルトガル語圏を担当するブラジルのGICがあり、またメキシコ、中央アメリカ、カリブ海諸国を担当するGICが数ヵ月後にはオープンする予定である。

開催されるウェブセミナーではGICとそのサービスの紹介や、欧州GNSSと欧州GNSSサービスセンター(GSC)の活動などが話される。スケジュールは以下のようになっている。
9月3日:GIC-ラテンアメリカにおけるガリレオ・ユーザ・コミュニティの強化
9月30日:欧州GNSSのシステム、特徴、サービスについて
10月15日:市場とアプリケーション

参加希望者はウェブで登録する形になっている。



ソース:GSA(01/09/2020)

文:浜田ポレ 志津子(フラスペ)

No:N20200902-02