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ヴェガC打上げシステム、詳細設計審査(CDR)をクリア

P190324 VegaC.jpg2019年3月11日、欧州宇宙機関(ESA)はヴェガC(VEGA-C)ロケット打上げシステムが詳細設計審査(CDR)をクリアしたと発表した。ヴェガ・ロケットは欧州アリアンロケットファミリーの中でも小型・軽量級打上げを担当している固体推進ロケットで、イタリア主導で行われているプログラムである。その他ファミリーでは現行のアリアン5が大型・重量級、ロシアのものを欧州化してギアナ宇宙センター(CSG)から打上げて運用しているソユーズが中型担当となっている。


ヴェガCは現在運用中のヴェガの改良版で2020年の1〜3月に初号機打上げが予定されている。その期日は2019、2020年に詰まっているヴェガロケットの打上げスケジュールを鑑みて決められるとのこと。アヴィオ社のCEOは「開発開始から36ヶ月でここまで来ることができ、大変嬉しい」と話している。今後ヴェガCチームは初号機打上げまでの最終試験に臨んでいく。



ソース:ESA(11/03/2019)、AVIO(11/03/2019)

文:浜田ポレ 志津子(フラスペ)

No:N°20190324-01