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アリアン6 第1段の燃焼試験終了

P190322 Ariane 6 Vega.jpg2019年7月18日、アリアングループ社はアリアン6の第1段のエンジンであるヴァルカン2.1の燃焼試験が終了したと発表した。

最終試験は7月16日、ドイツ航空宇宙センター(DLR)のランポルツハウゼン(Lampoldshausen:独)センターのテストベンチP5で行われ、ヴァルカン2.1はおよそ11分間(655秒)燃焼したとのこと。

これでアリアン6に搭載されるエンジン、モータは全て燃焼試験に成功した結果となった。上段の再燃焼可能なヴィンチ・エンジンの試験は2018年10月に終了している。アリアン6の補助ブースターでもありヴェガ-Cの第1段を推進するP120固体ロケットモータは既にギアナ宇宙センター(CSG)の施設で燃焼試験に成功している。


ランポルツハウゼンの施設では新テストベンチP5.2が完成しており、アリアン6運用のための準備が着々と進んでいる(フラスペ・ニュース「アリアン6上段の新しいテストベンチ完成:2019年3月22日」参照)。この発表で同社は7月10日のヴェガ・ロケットによるUAEのFalconEye衛星打上げ失敗の原因やそれによるヴェガおよびヴェガ-Cプログラムへの影響については言及していない。



ソース:アリアングループ社(18/07/2019)

文:浜田ポレ 志津子(フラスペ)

No:N20190723-01