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ESAとNASA、月探査に関する了解覚書:欧州宇宙飛行士分は少なくとも3席

P20200926 Orion Artemis.jpg2020年10月27日、欧州宇宙機関(ESA)のヴァーナー長官とNASAのブライデンスタイン長官はNASAが進める月探査のアルテミス計画・月軌道ゲートウェイに関する了解覚書(MoU)に署名した。

このMoUでは、ESAの同計画への協力、そのためのESA側の貢献分およびESAが享受できる部分が明らかにされている。

欧州側は、アルテミス計画に用いられるオライオン宇宙船のための欧州サービス・モジュール(ESM)を少なくとも2機提供する。ESMの開発製造はエアバスDS社が受託している。

また、月軌道ゲートウェイの通信、補給モジュールのEsprit(エスプリ)と与圧居住空間モジュールのI-Habも欧州側が提供し、その開発製造はタレス・アレニア・スペース社(TAS)が請け負っている。

一方、NASA側はESAにアルテミスの月周回ミッションでESA宇宙飛行士の少なくとも3回の飛行を約束した。


ソース:ESA(27/10/2020)

文:浜田ポレ 志津子(フラスペ)

No:N20201028-01